皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。
さて今回は
~失敗しない空調新設・更新~
空調は快適性×省エネ×静音×メンテ性の総合設計。ここが揃うと、クレームも光熱費も下がります。この記事では、明日から現場で使える実務の順番とチェックリストをまとめました。
1|ヒアリング & 負荷の見立て
2|機器選定の軸
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方式:
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外気処理:ロスナイ/熱交換換気や外調機で露点設計を意識(湿度コントロールが快適の要)
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騒音:室外機の設置方位・反射、室内機は吹出し/吸込みの干渉に注意
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保守:フィルタ前面抜き可、ドレン点検口、脚立1本で届くかを基準に
3|ダクト & 配管の勘どころ
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ダクト:摩擦損失の目安を決め、無理な絞り/急曲を避ける(静圧↑=騒音↑)
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吹出/吸込:短絡防止。大空間は循環ファン併用で温度ムラ緩和
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冷媒配管:長さ・高低差は機器仕様内に。分岐はメーカー指定部材で
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断熱:結露要因をゼロ化(継手・支持金具周りの断熱欠損に要注意)
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ドレン:勾配/通気/点検口。ルーフ越えはドレンアップの可否と保守性を確認
4|電気・制御の設計
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系統図に専用回路/容量/遮断器を明記
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BAS/集中リモコン連携:スケジュール/在室/CO₂で自動運転
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室温センサー位置=快適性。直射/吹出直下/機器背面は避ける
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非常/停電復帰の動作(自動復帰/手動)を引渡し時に説明
5|施工のポイント(品質が決まる所)
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冷媒配管ろう付けは窒素パージ/フレアは規定トルク
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真空引きは十分に(含水は機器寿命を縮める)→気密確認を記録
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試運転:外気条件をメモし、吸込/吹出温度、圧力、電流、過熱度/過冷却を台帳化
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ドレン試験:バケツテスト&ストレーナ清掃
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騒音/気流:吹出角度・風量バランスを最終調整(ドラフト感を消す)
6|書類 & 引渡し
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As-built図(ダクト/配管/電気)
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機器表(型式・能力・冷媒量・電源)
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運転・フィルタ清掃・季節切替の簡易マニュアル
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保守契約(年2〜4回)と点検チェックリストの雛形
7|よくある不具合 → 速攻対処 ♂️→♂️
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冷え/暖まりが弱い:フィルタ目詰まり/風量不足→清掃&風量再設定
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結露水漏れ:断熱欠損/ドレン勾配不足→部分断熱+勾配修正
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騒音:風量過大/ダクト急絞り→風量バランス&ダクト改修
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臭い戻り:外気短絡/逆流→吸排気位置見直し&戻り防止対策
8|現場チェックリスト ✅
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