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カテゴリー別アーカイブ: 日記

リードマネジメントとは

リードマネジメントとは、心理学者ウィリアム・グラッサー博士の提唱する選択理論を基盤としたマネジメント手法です。
人を命令や恐れでコントロールするのではなく、自ら考え行動する組織をつくることを目的としています。


なぜタイシン工業は導入したのか

建設業では現在でも、怒る・威圧する・命令するといった外的コントロール型のマネジメントが多く残っています。

しかし私たちは、その方法では人は育たないと考えました。

そこで株式会社タイシン工業では、リードマネジメントを学びながら、社員が主体的に成長する組織づくりを進めています。


タイシン工業の組織づくり

当社では次の考え方を大切にしています。

・人は外からコントロールできない
・人は自ら選択している
・成長は内発的動機から生まれる
・リーダーの役割は支配ではなく支援

これらの考え方を基に、人格と能力を磨き続ける組織づくりを行っています。


建設業とリードマネジメント

建設業は多くの人が関わる仕事です。
だからこそ信頼関係が重要になります。

私たちはリードマネジメントを通して、社員・協力会社・お客様すべてにとって良い関係を築くことを目指しています。


私たちの使命

株式会社タイシン工業は

原理原則を貫き、自ら選び成長する人材を育て、
建設業の基準を引き上げる。

この使命のもと、組織づくりを続けています。

タイシン工業のよもやま話~雑学講座30~

皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。

 

フロンと高所と暑さ寒さの現場

 

 

空調設備工事の現場は、見えにくい危険が多い仕事です。高所作業、天井内作業、重量物、電気、火気、冷媒(フロン等)、狭所、そして真夏・真冬の過酷な環境。さらに近年は、法令対応や元請けルールの増加、働き方改革の流れが重なり、管理の難易度が上がっています。⚠️

 

 

■ 事故の多くは「慣れ」と「焦り」から起きる

空調工事の事故は、墜落・転落、重量物による挟まれ、感電、火災、酸欠・熱中症など多様です。
そして事故の多くは知識不足より「慣れ」と「焦り」から起きます。
「あと少し」「今日中に試運転まで」「他業者が待っている」—この圧力が、確認の省略や無理な姿勢作業を生みます。
特に天井内作業は姿勢が崩れやすく、集中力も落ちます。小さなミスが大きな事故や不具合につながるため、短時間でもTBM(ツールボックスミーティング)で危険共有を行う文化が重要です。✅

 

 

■ フロン類の取扱い:施工と保守の両方で責任が重い

空調では冷媒(フロン等)の取扱いが避けられません。
漏えいは環境負荷につながり、法令対応も求められます。現場では、
・回収・充填の手順遵守
・漏えい点検と記録
・適切な機器と資格者の配置
・廃棄時の処理
など、管理項目が多い。ここが属人化すると、リスクが上がります。

 

 

■ 元請けルール・書類増で“管理疲れ”が起きる

安全書類、教育記録、点検記録、資格確認、作業手順書、施工写真…。
目的は安全と品質ですが、現場が忙しいほど「書類が本業を圧迫する」と感じやすい。
現場任せにすると提出漏れや不備が増え、是正対応でさらに忙しくなります。

 

 

■ 働き方改革:工程のしわ寄せが空調に集まりやすい

空調は他職種と絡みやすく、内装・電気・設備の進捗に左右されます。⏰
工程が遅れると最後にしわ寄せが来て、夜間作業や休日対応が発生しがちです。
残業を減らすには、前工程での確定(図面、材料、制御仕様)と、変更管理のルール化が必要です。✅

 

 

■ 解決の方向性①:安全と品質を“標準化”する

安全は現場の気合ではなく、標準化で守ります。✅
・高所作業のルール(足場、フルハーネス、昇降設備)
・重量物搬入の手順(合図、玉掛け、通路養生)
・火気作業の管理(消火器、監視、周辺確認)
・冷媒取扱いのチェックリスト(回収、真空、漏えい、記録)
標準化すると、若手でも品質が揃いやすくなり、事故も減ります。

 

 

■ 解決の方向性②:書類・記録は“現場任せにしない”

・写真の必須カットを決める(施工前、配管、断熱、試運転、完了)
・記録テンプレを整備(漏えい点検、試運転、設定値)
・提出期限を工程表に組み込み、抜け漏れを防ぐ
・内勤が整理し、現場は確認と提出に集中
この分業が、安全と働き方を両立させます。✅

 

 

■ 熱中症・寒冷・感染症:作業環境の前提が変わっている

猛暑の現場では熱中症対策が必須です。
休憩・水分・塩分に加え、WBGT確認、作業時間の調整、空調服、緊急連絡体制が必要です。
冬場は凍結・手袋による作業性低下・換気不足など別のリスクが出ます。季節ごとの安全ルールを整備すると事故が減ります。✅

 

 

■ まとめ:安全・法令・働き方は“前工程と仕組み”で守る

空調工事は危険要因が多く、法令対応も重い分野です。標準化、分業、前工程管理、そしてコミュニケーション設計ができれば、事故と残業は確実に減らせます。✅
次回は、現場DX・省エネ提案・生産性の課題を掘り下げます。⚙️

 

 

■ ヒヤリハットを“宝”に変える

ヒヤリを出した人を責めず、共有を評価する文化が事故を減らします。
再発防止策を1つだけ決め、現場ルールに追加し、翌月に効果を確認する。このサイクルが回ると安全が強くなります。✅

 

 

■ 現場を支える“小さな改善”チェックリスト ✅

・朝礼で「今日の最重要リスク」を1つだけ共有する
・終業前に5分だけ“終わり点検”(写真・片付け・設定値確認)をする
・試運転は区切りごとに記録し、最後にまとめない
・緊急対応は窓口を一本化し、現場が電話で止まらないようにする
小さな改善の積み上げが、事故と残業と手戻りを減らします。⏱️✨

 

 

株式会社タイシン工業では空調設備のほか、電気工事・解体工事も請け負っております!

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タイシン工業のよもやま話~雑学講座29~

皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。

 

“見えない品質”

 

 

空調設備工事業は、建物の快適性と生産性を支える重要な仕事です。オフィス、工場、病院、店舗、住宅…。どんな建物でも空調が止まれば、暑さ寒さだけでなく、機器トラブルや衛生リスク、業務停止につながります。ところが現代の空調現場は、需要が高まる一方で人材不足と高齢化が進み、施工・保守の両面で“回らない”状況が増えています。最大の課題は「人が足りない」だけではなく、「品質を守れる人が足りない」ことです。⚠️

 

 

■ 若手が入りにくい理由:覚えることが多く、成果が見えにくい

空調工事は、配管、ダクト、電気、制御、冷媒、断熱、試運転、調整、法令…と領域が広いです。未経験者にとって「何から覚えればいいのか分からない」状態になりやすく、最初の壁が高い。😵‍💫
さらに空調は、施工直後に“見た目”で品質が分かりにくい仕事です。配管の勾配、フレア加工、漏えい対策、真空引き、気密、ダクトの風量バランス、制御設定…こうした“見えない品質”が後で効いてきます。だからこそ教育が必要ですが、現場が忙しいほど教える時間が取れません。😥

 

 

■ 高齢化が進むと起きる「属人化」と「対応力の低下」

空調はトラブル対応が多い業種です。真夏の故障、店舗の閉店リスク、工場の温湿度管理、病院の空気環境…。緊急性が高く、現場判断が求められます。🌀
ベテランが持つのは、単なる技術だけではありません。
・現場ごとのクセの読み
・原因切り分けの順序
・メーカーごとの特徴
・応急対応の判断
こうしたノウハウが頭の中にあると、引退とともに会社の“対応力”が落ちます。📉

 

 

■ 技能継承を阻む「教える時間がない」問題

空調は工程が重なりやすく、他職種の遅れの影響も受けます。天井内の配管やダクトは、内装・設備・電気と絡み、最後にしわ寄せが来やすい。⏰
工程が詰まると、教育より納期が優先され、「見て覚えろ」になりがちです。しかし、見えない品質は“見ただけ”では身につきにくい。結果として、漏えい・結露・風量不足・騒音・制御不良など、引き渡し後の不具合が増え、クレーム対応でさらに忙しくなる悪循環が起きます。😥

 

 

■ 解決の方向性①:教育を“仕組み化”し、品質を標準化する

空調工事は、標準化が効く領域です。✅
・作業手順の標準化(配管加工、フレア、真空引き、気密、断熱)📋
・チェックリスト(締結、漏えい、ドレン勾配、保温、風量、設定)
・若手の成長ステップを見える化(1か月=工具・材料、3か月=配管補助、6か月=結線・試運転補助、1年=小規模現場)
・教育担当を明確化し、評価に組み込む
“よくある不具合事例集”を写真付きで共有すると、若手が学びやすく品質が揃います。📚✨

 

 

■ 解決の方向性②:分業とバックオフィス支援で現場を守る

空調の職長は、段取り・安全・元請け調整・図面・材料・試運転・引き渡しまで抱えがちです。🧩
・見積・積算・材料発注を内勤が支援
・試運転記録・写真整理をテンプレ化
・緊急対応の一次受付を分ける(コール窓口)📞
こうした分業が、現場の残業を減らし、教育時間を生みます。✅

 

 

■ 採用の見せ方:空調の“社会的価値”を伝える

空調は快適性だけでなく、熱中症対策、感染症対策、工場品質、エネルギー削減に直結します。🌍
「空調が止まると社会が止まる」—この価値を言語化し、将来像(資格、役割、年収モデル)を示すと、若手の納得感が上がります。📱✨

 

 

■ 人材課題はKPIで回す 📊

・応募数/面接数/入社数
・3か月、6か月、1年の定着率
・資格取得(冷媒フロン類取扱、電気工事、施工管理など)
・教育チェックリスト達成率
数字で改善を回すと継続します。✅

 

 

■ まとめ:人が育つ会社は、品質が安定し、保守が増える

空調は“見えない品質”で差が出ます。教育の仕組み化、標準化、分業ができれば、施工品質が安定し、クレームが減り、保守契約や紹介が増える好循環に入ります。🌟
次回は、安全管理・法令対応(フロン、作業環境)と働き方の課題を掘り下げます。🚧

 

 

■ ミニ面談で定着率を上げる 🗣️

月1回、10分でも面談をすると離職が減ります。
「今月できるようになったこと」「困っていること」「来月の目標」を言語化して記録するだけで、育成が“見える化”されます。📒

 

 

■ 現場を支える“小さな改善”チェックリスト ✅

・朝礼で「今日の最重要リスク」を1つだけ共有する
・終業前に5分だけ“終わり点検”(写真・片付け・設定値確認)をする
・試運転は区切りごとに記録し、最後にまとめない
・緊急対応は窓口を一本化し、現場が電話で止まらないようにする
小さな改善の積み上げが、事故と残業と手戻りを減らします。⏱️✨

 

 

 

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タイシン工業のよもやま話~雑学講座28~

皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。

 

空調の省エネは制御で決まる。同じ機器でも“止める/弱める/賢く使う”で電力量は大きく変わります。本回はPID→スケジュール→最適化→DR(デマンドレスポンス)→FDD(故障検知)の順に、現場で効く制御を設計します。⚙️

 

1|PIDの要点(空調に最適化)🧩
• 比例P:反応の速さ、積分I:定常偏差の除去、微分D:先行抑制。空調はI過大でハンチングしやすい。
• 帯域:センサノイズ対策にデッドバンドとサンプル時間を調整。
• 階層制御:チラー→二次ポンプ→AHU→VAVの上位→下位で連携。

 

2|スケジューラとモード設計⏰
• 予冷/予熱で立上がりを滑らかに。在室スケジュールと予約で不要時間を止める。
• セットポイント:季節・時刻・在室で可変。会議室は“開始30分前予冷/予熱”を自動化。

 

3|リセット戦略(最適化の三種の神器)🔧
• 送風温度リセット:負荷が軽いとき送風温度を上げる(冷房)or下げる(暖房)。
• 静圧リセット:VAV開度の最大値を追従、ダクト静圧を必要最小に。
• 冷温水リセット:室内コイルバルブ開度の偏りを監視し、供給温度/差圧を上下。

 

4|需給最適化とDR⚡️
• ピークシフト:蓄熱や予冷/予熱で最大需要を回避。
• DR参加:電力需給逼迫時に温度/風量を一時緩和、快適の許容幅を事前に合意。

 

5|FDD(Fault Detection & Diagnostics)🔍
• ルール例:
o フィルタ差圧↑×送風量↓→目詰まり。
o バルブ開度100%×室温未達→二次側流量不足/空気混入。
o チラーCOP↓×外気温一定→冷却塔/凝縮器の汚れ疑い。
• 可観測性:温度・差圧・開度・電力計を最低限セット。

 

6|データ基盤と可視化🧱
• タグ命名規則、履歴保存、ダッシュボード。KPI(kWh/㎡、COP、PPD、CO₂)を毎日見える化。
• 権限/監査:書換履歴を残し、運用の属人化を防ぐ。

 

7|NG→是正🙅→🙆
• NG:PIDを“勘”で調整。→ 是正:ステップ応答→最小二乗などで定量調整。
• NG:静圧固定。→ 是正:開度追従リセットで省エネ+騒音低減。

 

8|まとめ🌈
制御は“止める/弱める/賢く使う”の設計。PID→スケジュール→リセット→FDD→可視化で、快適と省エネを同時に実現。次回はセンサー配置と校正。🎯

 

 

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タイシン工業のよもやま話~雑学講座27~

皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。

 

機械換気だけが換気ではありません。風圧差と温度差を利用する自然換気は、省エネと快適の強力な味方。本回は開口計画→スタック効果→通風導線→ナイトパージ→制御の順に設計術をまとめます。🧭

 

1|風圧とスタックの基本🧮
• 風圧差:建物外壁に当たる風で正負の圧力が生まれる。風上=正圧、風下=負圧。
• スタック効果:ΔP≈ρ·g·H·(ΔT/T)(高さH、内外温度差ΔT)。吹抜/階段室を排気シャフトとして活用。

 

2|開口の配置と面積📐
• 対向開口(風上・風下)の連続導線を確保。上部排気×下部給気でスタックを促進。
• 有効開口率:A開口/床面積=2–5%を目安(用途・気候で調整)。
• 網戸/ルーバ:圧損(抵抗係数)を見込む。防虫・防雨・遮音の兼ね合いを図る。

 

3|通風の“体感”設計🌀
• 居住域の風速:0.2–0.5m/sで体感温度−2〜−3℃相当。天井付近の排気でドラフトを避ける。
• 風道の曲がりを減らし、気流の可視化(スモーク/CFD)で確認。

 

4|ナイトパージ🌙
• 日中に蓄積した熱を夜間の冷気で放出。外気温/露点を見て結露リスクの低い時間帯に自動窓開。
• 熱容量の大きいRC/床スラブは効果大。早朝の予冷と組み合わせる。

 

5|ハイブリッド換気⚙️
• 自然換気を第一優先、外気条件が悪化したら機械換気へ自動切替。窓・給排気口に駆動装置+開度センサ。
• セキュリティ/騒音/粉塵の制約がある時間帯は最小開度で安全運用。

 

6|運用・保守🧰
• 窓開閉の自動化は故障時の手動ルートを用意。網戸・フィルタの清掃周期をカレンダー管理。

 

7|NG→是正🙅→🙆
• NG:高層のスタック過大で扉が開かない。→ 是正:圧力緩和開口や風除室を設ける。
• NG:騒音立地で開口し過ぎ。→ 是正:消音ルーバ/二重窓+時間帯制御。

 

8|まとめ🌈
自然換気は“風と温度差の設計”。対向開口→上排気下給気→ナイトパージで、機械換気と賢く分担。次回は制御とBEMS。🧠

 

 

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タイシン工業のよもやま話~雑学講座26~

皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。

 

換気は快適・健康・省エネの交差点。外気は温湿度も汚染物も“持ち込む”ので、量と質を同時に設計しなければなりません。本回では必要換気量の決め方→CO₂連動→圧力設計→全熱交換器→局所排気の順で“過不足ない換気”を実装します。

 

1|必要換気量の決め方(人×空間)
• 人基準:在室人数×外気量/人(オフィス・教室・会議室など用途で変動)。
• 空間基準:床面積あたりの換気量、もしくは時換気回数(ACH)=換気量[m³/h]÷室容積[m³]。
• 混合時の注意:外気と還気の混合比を明示し、最小外気をダンパの開度で保証(ストローク調整+開度検知)。
• CO₂からの逆算(定常近似):C室=C外+発生量/換気量 ⇒ 目標CO₂(例:900–1000ppm)から必要換気量を求める。

 

2|CO₂・在室連動(DCV:Demand Controlled Ventilation)
• センサ配置:人の呼気が滞留する居住域(約1.1–1.5m高さ)、吹出・吸込から離す。壁面は放射影響が少ない面を選定。
• 制御:CO₂の2点~PID。外気ダンパ→最小外気〜最大外気の範囲で比例制御。
• 上限リミット:外気高温多湿時は露点/除湿能力で上限。冬は二次加熱も同時制御し過冷却/乾燥を抑制。

 

3|圧力設計(におい・粉塵の流れを制御)
• 圧力カスケード:汚れ源(トイレ/厨房/実験室)を負圧、清浄エリア(オフィス/教室)を正圧へ。目安±5〜15Pa。
• 気密と隙間:扉アンダーカット・スリットの有効開口を算出し、差圧達成時の漏気量を検討。
• 出入口の風除室:二重扉やエアカーテンで浸入外気を低減。

 

4|全熱交換器(ERV/HRV)の選定と配置
• 選定:効率(顕熱/潜熱)×圧力損失。外気側フィルタの圧損上昇を考慮し送風機静圧に余裕。
• 結露/凍結:寒冷地はバイパス/プリヒートで霜対策。ドレン勾配・トラップ高さを静圧に合わせる。
• クロスリーク:臭気源用途はローテーション型の漏れに注意→対面流静止型やダブルスキンを検討。

 

5|外気処理(DOAS)と再熱
• 夏の外気は顕熱+潜熱が大。深冷却→除湿→再熱で室内側の湿度を握る。室内機は顕熱処理に専念できる。
• 送風温度は結露・ドラフトを起こさない範囲で下げ、風量は必要最小へ(CO₂/在室で可変)。

 

6|局所排気(捕集が最強の省エネ)
• 厨房フード、コピー室、プリンタ、薬品作業台など発生源直近で捕集。排気=捕集×余裕で設定。
• 補給給気:負圧過大で扉が重い/隙間風に注意。局所排気+補給給気で中性化。

 

7|施工・TAB(試運転調整)
• 一次風量計測(ピトー/フード)→ダンパ調整→差圧確認→CO₂ステップ試験の順。
• 最小外気の実測開度をBEMSに記録し、運用変更時の比較軸に。

 

8|NG→是正
• NG:感染対策で常時最大外気→冬の乾燥・過冷。→ 是正:CO₂連動+二次加熱、時間帯で最小へ戻す。
• NG:ERVの漏れで臭い逆流。→ 是正:対面流型やバイパスで用途分離。

 

9|まとめ
換気は“量×質×圧力”。CO₂連動→圧力カスケード→全熱/DOAS→局所排気で、快適・健康・省エネを同時に達成。次回は自然換気と通風。

 

 

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タイシン工業のよもやま話~雑学講座25~

皆さんこんにちは!
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配管は熱を運ぶ血管。冷媒配管/冷温水配管/ドレン/換気の凝縮水まで、設計と施工の“つまずき”を先回りして潰します。

 

1|冷媒配管(VRF/パッケージ)
• 勾配/油戻り:水平配管は上り勾配0.5–1/100、立下りは油封ループを設置。
• 長さ/高低差制限:メーカー基準内に。越境時は中継ユニットや系統分割。
• 気液分離:ヘッダ/分岐は専用継手で。逆流・偏流を避ける配管姿勢。
• 保温:露点以下で結露必至、二重断熱と端末のテーピングを丁寧に。

 

2|冷温水配管(チラー/ボイラ)
• 一次二次方式:デカップラーで流量干渉を切る。二次側はVVF(可変流量)+二方弁が省エネ。
• ポンプ選定:実圧損+局部抵抗で揚程算出、運転点が効率カーブの良い帯に来るようインバータ設定。
• 膨張タンク/エア抜き:最高点近傍にエア抜き、戻り側に膨張。ダートセパレータで汚れ除去。
• 保温/露点:冷水は結露、温水は火傷/熱損。厚みと仕上げを用途に合わせ指定。

 

3|ドレン・凝縮水
• 勾配:1/100–1/50で確実に落とす。封水トラップの高さを静圧に合わせ設計。
• 詰まり対策:掃除口と防虫網、薬剤ドレンパンで藻/カビ抑制。

 

4|計装・制御とのインターフェース
• 流量/差圧/温度センサの取付直管長を確保。ストレーナ前後に差圧計で目詰まり監視。
• バルブ配置:バイパス/隔離バルブで保守性を担保。

 

5|施工検査・試験
• 冷媒:気密→真空引き→保持→充填の手順とリーク試験。窒素の圧力保持を写真で記録。
• 冷温水:耐圧試験とフラッシング。水質調整は立上げ時にセット。

 

6|NG→是正
• NG:油戻りループ省略。→ 是正:立下り毎にループ、長い水平は勾配確保。
• NG:トラップ寸法不足で吸い上げ。→ 是正:機内静圧+風量から高さを再計算。

 

7|まとめ
配管は“流れと戻り”。油戻り→保温→一次二次→ドレン→試験の順で、止まらず・漏らさず・結露させない。次回は換気設計へ。

 

 

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DX推進の方針・戦略・体制

1. 経営ビジョンとDXの位置づけ

タイシン工業は、
「建設業で人材育成の基準をつくるリーダー企業」
になることをビジョンとしている。

人口減少、技術者不足、長時間労働、安全衛生、環境対応など、建設業を取り巻く環境は大きく変化している。
同時に、クラウドや生成AIなどデジタル技術の進化により、現場の見える化や働き方改革、生産性向上のチャンスも広がっている。

当社は、こうした 社会・競争環境の変化をリスクと機会の両面 から捉え、
現場・管理・経営・人材育成をデータでつなぐことで、

現場の安全と品質を高める

社員と協力会社の働き方を改善する

建設業を若者が憧れる業界に変えていく

ことをDXの目的としている。

2. DX戦略の全体像
2-1. 既存ビジネスの強化・改善

タイシン工業のDXは、まず「今ある事業を強くすること」に軸足を置く。

出面・原価・売上・粗利を日次で把握できる仕組みの構築

現場管理表、年間収支表などのスプレッドシートをMicrosoft 365上で一元管理

現場ごとの利益率を見える化し、赤字兆候を早期に発見

協力会社への支払・請求フローのデジタル化によるミス削減

これにより、「月末まで粗利がわからないストレス」からの解放 と、
管理職が数字を意識した現場運営を行える体制を整えている。

2-2. 将来のビジネスモデル変革

中長期的には、以下のような変革を見据えている。

協力会社向けポータルサイトによる情報共有・安全教育・請求連携

人材育成・マネジメントのノウハウを活かした教育サービスの展開

データに基づく工事原価・生産性分析により、元請・協力会社双方の利益を高める仕組みづくり

DXは、当社の経営方針転換や新拠点展開にも耐えられる柔軟なビジネスモデルを支える基盤として位置づけている。

3. 社会・業界課題への貢献

当社のDXは、自社の効率化にとどまらず、次のような社会・業界課題の解決にも貢献することを目指す。

若手が成長しやすい教育環境の整備

現場の安全管理・労働時間管理のデータ化による事故・過労の未然防止

協力会社と一緒に使える仕組みにすることで、業界全体の生産性と品質を底上げ

将来的には、協力会社ポータルや研修コンテンツの共有等を通じて、
「育成を学ぶならタイシン」 と言われる存在を目指す。

4. データ活用・データガバナンス・連携方針
4-1. 経営陣のデータ活用スタンス

経営陣はデータを重要な経営資産と位置づけ、

現場別・元請別の粗利

拠点別・年度別の収支

協力会社別の取引状況

などをもとに意思決定を行う。
「感覚ではなく数字で語る」ことを基本姿勢としている。

4-2. データの発掘・整理・管理

以下のようなデータ基盤を整備・統合中である。

出面表・現場管理表・変動損益計算書・年間収支表等をMicrosoft 365上で一元管理

現場単位・担当者単位・元請単位で粗利や生産性を集計

協力会社・仕入先の請求情報を月次・年次で集計

名刺管理システム SANSAN による顧客・関係者データの整理

今後、これらをさらに整理し、データガバナンス方針を明文化 するとともに、
必要に応じてサプライチェーンとのデータ連携を強化していく。

5. DX推進体制・組織・役割・権限

DX推進責任者(CIO相当):代表取締役 櫻田

DX実行責任者:相模原支店長 水越(情報セキュリティマネジメント・ITパスポート保持)

DX推進部署:管理部(経営企画・総務・情報システム機能を兼務)

現場リーダー:各現場管理者(出面・原価データの入力と活用を担当)

外部アドバイザー:株式会社フォーバル(IT環境整備・セキュリティ・DXロードマップ支援)

DX推進責任者は、経営会議・幹部会においてDXに関する方針決定を行い、
DX実行責任者は日常オペレーションと施策の進捗管理を担う。

各人が主体的に動けるよう、

現場管理者にはデータ入力・活用の権限と責任を付与

管理部にはシステム選定・運用ルール策定の権限を付与

DX施策に関わる提案については、現場からも直接経営陣に提案できるルートを確保

している。

6. DX投資・予算・意思決定方針

DX関連の投資は、従来のIT保守費とは別枠で管理し、

クラウド利用料・セキュリティ対策費

生成AI・自動化ツールの導入費

人材育成・研修費用

外部アドバイザーへの支払

などを中期計画に計上している。

投資判断においては、短期的な定量ROIだけでなく、
「情報の見える化」「ミス削減」「働き方改善」「人材育成」などの定性的な効果 も重視し、
DXに投じる資金を経営にとって必須の投資と位置づけている。

7. ITシステム環境・サイバーセキュリティ方針
7-1. 主なITシステム

Microsoft 365(メール、Teams、SharePoint 等)

サクサ ファイルサーバー(社内ファイルの集中管理)

サクサ UTM(外部からの脅威対策)

TIFRONT セキュリティ HUB(エンドポイント保護・ゼロトラストの実装)

名刺管理:SANSAN

7-2. セキュリティ方針

全社員に情報セキュリティ教育を実施し、パスワード管理・メール運用等の基本ルールを徹底

UTM・エンドポイント保護・ファイルサーバー権限管理による多層防御

フォーバルによる外部診断・アドバイスを受け、継続的な改善を実施

情報セキュリティマネジメント有資格者を中心に、社内のセキュリティ窓口を整備

8. DX指標・ロードマップ・公表
8-1. DX指標

DX戦略の達成度を測るため、次の指標を設定する。

日次で粗利を把握できている現場の割合

出面・原価データの入力率(全現場のうち日次入力ができている割合)

管理職の粗利・原価理解度(年1回のテスト・アンケートによるスコア)

月次決算の締め完了日(前年対比の前倒し日数)

8-2. ロードマップと公表

これらの指標を毎年モニタリングし、
経営計画書および本DXページ、協力会社向け資料などを通じて公表する。
中期的には、

日次粗利把握率の高水準化

入力率とデータ精度の向上

決算締めの前倒し

を目標としている。

DX指標の進捗は、毎月の経営会議および四半期ごとの幹部会で確認し、
達成状況・課題・改善施策を整理するレビューサイクルを運用している。

このレビュー結果は、本DXページに適宜反映し、
戦略の見直しを継続的に行っている。

また、DXの推進に伴うリスク管理として、
外部専門機関によるセキュリティ診断(第三者監査)を継続的に実施し、
情報資産の保護体制を強化している。

サイバー攻撃やシステム障害に備えた事業継続計画(BCP)を策定し、
経営陣を含めた緊急時対応訓練を定期的に実施している。

これらの結果は、DX戦略の年次見直しに反映され、
再レガシー化の防止およびセキュリティレベル向上につなげている。

9. DX人材の定義・育成・確保
9-1. 必要なDX人材像

タイシン工業では、DX推進に必要な人材を次の3層で定義している。

基礎デジタル人材

メール・クラウド・出面システムを問題なく使いこなし、自分の業務をデジタルで管理できる社員

実務DX人材

スプレッドシートやMicrosoft 365を使って集計・自動化ができ、現場や部門の改善をリードできる社員

DX推進人材

経営視点でデータを読み解き、生成AIなど最新技術を含めてDX施策を企画・推進できる社員

9-2. 育成・確保の取組

ITパスポート・情報セキュリティマネジメント等の資格取得支援

管理職向けの粗利・原価・データ理解研修

生成AIやOfficeツールの活用トレーニング

中途採用におけるデジタルスキルの重視

フォーバル等の外部パートナーを活用した勉強会・伴走支援

今後は、デジタルスキル標準も参考にしながら、
社員のスキルマップを可視化し、DX人材の計画的育成 を進めていく。

10. 人事制度・配置・キャリア形成支援

デジタルスキルやDXへの貢献度を評価・昇格に反映していく方針を明示

資格取得やDXプロジェクトへの参画を評価項目に組み込み、対象者には役割拡大・配置転換の機会を付与

管理部やDX関連業務に、デジタル適性の高い社員を優先的に配置

社員の希望や適性に応じて、現場→管理部、現場→DXプロジェクトなどのキャリアパスを用意

これらを通じて、社員が 「自分のキャリアを自律的に選び取れる」 状態を目指す。

11. 組織文化・行動指針

DXを支える企業文化として、次のような行動を重視する。

主観ではなく、数字と事実で話す

「入力が面倒」ではなく、「入力しやすい仕組みを自分たちで作る」

失敗を責めるのではなく、小さく試して学ぶ姿勢を評価する

紙よりもデジタルを優先し、二重管理を減らす

現場からの改善提案を歓迎し、DXの題材として取り上げる

この行動指針は、経営計画書・社内会議・面談等を通じて繰り返し発信していく。

12. 外部連携・企業間連携

株式会社フォーバルとの連携によるセキュリティ・DX推進支援

元請企業・協力会社との情報共有・原価管理の標準化に向けた取り組み

将来的には、協力会社ポータルを通じて安全教育・工事情報・請求情報を一元管理し、
業界全体の生産性向上・労働環境改善に貢献することを目指す。

13. 最新デジタル技術(生成AI等)の活用

タイシン工業では、生成AIを現場の実務に落とし込むことに取り組んでいる。

社内文書・マニュアル・研修資料の作成支援

スプレッドシートやMicrosoft 365の自動化・関数設計の補助

DXプロジェクトのアイデア出し・たたき台作成

社長自身が先頭に立って生成AIを活用し、その実例を社員に共有

今後も、安全性と生産性を両立させながら、
最新技術を 「現場が使える形」 に落とし込んでいく。

14. ガバナンスと経営者コミットメント

経営会議・幹部ミーティングにおいて、DXの進捗・課題・最新技術情報を定期的に共有

経営者自らがDXページやブログ等でメッセージを発信し、社内外にコミットメントを示す

外部環境や技術動向の変化に応じて、DX戦略・体制・指標を見直し続ける

DXは一度のプロジェクトではなく、
「会社の動き方そのものを変えていく長期的な取り組み」 と位置づけている。

15. 経営者メッセージ

タイシン工業にとってDXは、
現場を監視するための仕組みではなく、 人が育ち、現場が楽になり、会社が強くなるための基盤 である。

私は、建設業で働く人たちが
胸を張って「この仕事が好きだ」と言える環境をつくりたい。

そのために、これからも
現場の声とデジタルの力を組み合わせながら、
タイシン工業らしいDXを愚直に進めていく。

「FACTORY LEADERS 2025」に株式会社タイシン工業が掲載されました

このたび、製造・建設業界で活躍するリーダーの思想や人づくりを紹介する
FACTORY LEADERS 2025 に、株式会社タイシン工業 代表・櫻田のインタビュー記事が掲載されました。

本特集は、変化の大きい製造・建設業界の中で、
“現場を支え、次の時代に向けて挑戦を続ける企業・リーダー”
に焦点を当てた企画です。

タイシン工業として取り組んできた
若い世代が働きやすい業界づくり、協力会社とのパートナーシップ、人が育つ組織づくり
が、外部の専門機関から評価いただけたことを大変光栄に思います。


■ 掲載内容の一部(抜粋)

今回の記事では、以下のテーマについてご紹介いただいています。

  • タイシン工業が掲げる「建設業を若者が憧れる業界に」というビジョン

  • 協力会社と共存するためのパートナーシップ戦略

  • TSホールディングスとの連携による地域建設業のスケール化

  • 現場力を支える“人づくり”の考え方

  • 高い専門性と柔軟な発想を両立させる組織文化づくり

どれも弊社が日々大切にしている取り組みであり、
“タイシン工業がどのような企業を目指しているか” を知っていただける内容となっています。


■ 掲載ページのご案内

🔗 タイシン工業 掲載ページ
https://factory-leaders.com/posts/taishinkogyo

🔗 FACTORY LEADERS 2025 特設サイト
https://factory-leaders.com/

ぜひご覧いただければ幸いです。


■ 最後に

今回の掲載は、現場で力を尽くしてくださる協力会社の皆様、
そして共に挑戦を続ける社員一人ひとりの努力によって実現したものです。

タイシン工業はこれからも、
“人が育ち、誇りを持って働ける建設業界づくり” に向けて、
誠実に挑戦を続けてまいります。

引き続き、皆様のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

タイシン工業のよもやま話~雑学講座24~

皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。

 

風は見えないからこそ“図面と言葉”が命。 ダクトは抵抗を制御し、騒音とリークを抑え、保温で熱損失を防ぐのが基本です。ここでは等圧損法を軸に、現場数値の“合理的な範囲”を示します。

 

1|設計の流れ
1) 風量配分(室負荷→吹出温度から算出)
2) 幹線径決定(等圧損の目安:0.8–1.2 Pa/m)
3) 分岐・枝管(速度低減:幹線5–7 m/s、枝管3–5 m/s、吹出口直前2–3 m/s)
4) 局部抵抗(エルボ/分岐/T/ダンパ)を係数で加算
5) 送風機静圧を決定し余裕10–15%

 

2|騒音と振動
• 速度音を抑えるため、会議室/客室は枝管速度低めに。
• 送風機は防振架台+フレキ。サイレンサ/吸音内張りは圧損増とのトレード。

 

3|リークと保温
• 継手は気密グレードを指定、シール材は温湿度に適合。
• 冷房主ダクトは結露防止の断熱厚を算定。吊り金具の熱橋もケア。
4|ダンパとバランシング⚖️
• 支管にVAV/ダンパを設け、TAB(試運転調整)で実流量を合わせる。
• CO₂/在室で風量可変にする場合、最低風量を握ってドラフト/快適性を維持。

 

5|施工ディテール
• エルボは大曲率(R/D≥1.25)、分岐は同圧設計。点検口はコイル/加熱器前後に。
• 天井懐が厳しければ扁平ダクト+圧損再計算。

 

6|NG→是正→
• NG:幹線速度が速すぎて騒音。→ 是正:断面UP+送風機静圧見直し。
• NG:断熱不足で結露。→ 是正:露点計算+金具熱橋の絶縁。

 

7|まとめ
ダクトは“抵抗と音の管理”。等圧損→速度階層→保温→TABの順で、静かに無駄なく送る。次回は配管設計へ。

 

株式会社タイシン工業では空調設備のほか、電気工事・解体工事も請け負っております!

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