皆さんこんにちは!
株式会社タイシン工業、更新担当の中西です。
今回は、不具合の適切な対処法
ということで、ここでは、空調設備に不具合が発生した際に、設備業者として取るべき適切な対処法を段階的に解説します。
空調設備は、日常生活や業務環境の快適性を保つ上で欠かせない存在です。しかし、どれほど優れた機器でも、経年劣化や外部要因により不具合は避けられません。
1. 不具合の兆候を正確に把握する
◉ ユーザーからのヒアリング
最初に重要なのは、現場の状況や利用者の声を的確に把握することです。
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「いつから異常があるか」
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「どんな症状があるか(音・匂い・効き具合など)」
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「どの部屋・エリアに影響しているか」
◉ 初期点検での確認項目
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室内外ユニットの状態
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フィルターやフィンの汚れ
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エラーコードの確認(業務用は表示機あり)
2. トラブルの原因を迅速に特定する
不具合の原因には多くの要素が関わるため、論理的なアプローチが求められます。
代表的な診断手順
3. 対処方法の選定と実施
◉ 軽度な不具合への対応
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フィルター清掃や交換
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部品のゆるみの調整や固定
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ドレンホースのつまり除去
◉ 重度な不具合への対応
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部品交換(基板・センサー・コンプレッサーなど)
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冷媒充填作業(資格者のみ対応可)
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配管工事やユニットの交換
注意点:施工記録の記入と、作業後の動作確認は必ず実施しましょう。
4. 再発防止のためのアフターケア
不具合が解決した後も、同じトラブルが再発しないよう予防策が重要です。
アフター対応例
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定期点検の提案(年1~2回のメンテナンス契約)
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機器の使い方やフィルター清掃頻度のアドバイス
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故障履歴の記録と分析
空調設備の不具合は、迅速で正確な対処が求められる場面です。利用者との円滑なコミュニケーション、技術的な知識、そして的確な対応能力が、設備業者としての信頼に直結します
株式会社タイシン工業では空調設備のほか、電気工事・解体工事も請け負っております!
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